＜３月１３日（１４日目）＞
マルファ（2670m）…ジョムソン（2710m）→（馬）→カグペニ（2800m）

お気に入りの街・マルファを後にしてジョムソンに向かった。
昨日の小指の負傷で徒歩はかなりつらかった。


←長谷川さんと昨日登った山


←ジョムソンの街となんかそれに溶け込んでる都田


ジョムソンからカグペニまでは予定通り僕と小島と小路さんの３人が馬で行った。
馬で旅ができるのは初めてだったのでめちゃ楽しみにしていた。
しかし、実際乗ってみると人が歩くより遅いやんけ！
みるみるうちに徒歩の連中が突き放して行った。


←突き放していく徒歩軍団


しかしまあ、馬の体温を感じながらのんびり行くのも悪くはなかったな。途中の河原でアンモナイト探しをした。
（※この辺は昔海だったので、古代の化石がごろごろ落ちている。）
３つでっかいやつのかけらを拾った。
ビルさんはただの石ころをアンモナイトと見ぬいて実際アンモナイトやった。
物凄い選別眼である。
やがて馬は進むと端が渡れなかったので、川を渡渉した。
馬体が水に浸かっていた。
風が強く流れが速かったのにびくともしなかった。
そのたくましさに感動した。

馬に騎乗するとこ	後ろからギャングが迫る？！	広野を馬で旅する１	広野を馬で旅する２
川を渡渉しようとする馬	上から藤井さんが撮影	馬はひたすら行く

馬の後ろには常にサポートする人が居たが、馬達はこの人を相当恐がっていたみたいだ。
いや、人間そのものを恐れているのかもしれない。
思えば、人間が発展するまでに様々な犠牲があったんだろうなあ。
この馬達は人間と信頼関係でつながってるのは思えないし。
僕ら人間は自然を利用しているのだから、もっと自然に謙虚たるべきは言うまでもないと思う。
馬がカグベニに着くと後続の徒歩軍団はばてていた（※最終的には馬の方がはやかったのです。）。
カグベニはムスタン王国という所につながっているのだそうだ。
いかにも、秘境って所で自然の雄大さを感じた（？）。



↑カグベニの北にムスタン。この先に未知なる国が実在する！



↑ムスタン王国を眺めるメンバー。ああ行きたい


カグベニの街自体も興味深いものでちっちゃい羊、しかが走っていた。


←村の中に子羊が走っている


川崎がえらく気に入っていた。
ここの主人は気が弱そうだった。


流離いの旅日記　　　　　NEXT（ムクティナート・豪雪の聖地）