ゴレパニ（2750m）（で安静。他のメンバーはプーンヒル（３１９８ｍ）へ）
（夜中に）トイレへのピストンを繰り返し、ロッジ到着後通算１０回を超える。
3次予備（※ワンゲルの合宿）で合宿通算１１回というのがあったが、はるかにそれをしのぐペースである。
夜中に何度（パーティーリーダー）小路さんをたたき起こし（※ワンゲルではトイレに行く時はリーダーに報告義務があるのですが・・）、かつ、トイレに1番近い部屋の小島をひょっとしたら起こしてしまったかもしれない。
最終形態は「湯」だった（※食事中の方すいません）。朝頃から収束に向かう。
今日はプーンヒル（※ダウラギリとアンナプルナの峰峰が大きく見えるすばらしい展望台・・らしい）へご来光（※日の出をみること）を見に行く予定だったけど、見に行けなかった。
ゲリのばかー。
↑僕は見れなかったプーンヒルの光景。カメラを渡して撮ってきてもらった。
おまけに（サブリーダー）長谷川さんから横になっとけと言われた（※実は僕の体調の異変のせいで長谷川さんもプーンヒルに行けなくなってしまったのです）。
暇で暇でしかたなかった。
朝、長谷川さんに
「お前は弱気になりすぎるからあかんねん。オレはカゼ気味になっても熱を計らない。何故なら熱を計ると、ああ熱があるわ〜、って弱気になるから。自分をだませたら元気になるって。」
と言われた。正直初海外で今まで味わったことのない下痢を体験した後なので弱気になってて当たり前やんか、と思った。でも、プーンヒルに行けなかった無念もあるので長谷川さんの言う通りに気を持ってみた。昼を過ぎたあたりから少し治ってきた。日記を書く元気も出た。長谷川さんの言ってた事は「病は気から」ということだったんだなあ。
ロッジのおかみさん（？）らしき人が僕のためにおかゆを作ってくれた。
出しすぎて何も胃に残ってなかったのでめちゃうまかった。昼も作ってくれた。
その時からずっとダウンシュラフで寝ていたせいか、フリースに毛が一杯ついていた。
それを見たおかみさんが、「You are chickin!」といって笑っていた。
まだまだ、気分が落ち込んでいたが何かおかしかった。
「I am a chickin!」と返事した。
あまりにいっぱいついていたので庭に座っていたおばちゃんやおねえさん、おかみさん達が皆で一斉に毛をはらってくれた。色々話しかけてくれた。
何言ってるのか分からなかったけど、気持ちは通じた。
「日本人は大好き。皆同じ」と日本語を話してくれた。
自分があらためて日本人だであると感じたが、逆に国や考えは違っても気持ちは通じるんだなあと思った。
僕がおかみさんと思ってた人は実はgreen viewロッジの娘さんであることが判明。
ロッジがずっと停電してて暗くて良く顔が見えなかったせいかな。
しかし、このゴレパニは笑いが絶えないなあ。
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